適用下地:セメント・コンクリート
1.下地処理
- 水の滞留を防ぐため下地に勾配をとり、充分な下地の養生期間を設けて下さい。
- 下地の養生がなされているか、平滑であるか、クラック等がないか確認して下さい。
- クラックや不陸があった場合は補修を済ませて下さい。
- 上記確認後に接着増強剤(プライマー) をローラー等で塗布し、表面が乾燥したことを確認して下さい。
2. 圧着モルタル塗布
- 施工時や養生時に降雨がある、気温が低い、湿度が高い時、又はこれらが想定される時は施工をしないで下さい。
- 平滑な下地に外装タイル用の圧着モルタルを塗布して下さい。
- 白華を防ぐため白華防止剤の使用を検討して下さい。
3. 張り付け
- 仮並べをし不陸を少なくするように並べ替えながら施工してください。
- 一般的な大判タイルや石材と同じように圧着してください。この際に裏面に空洞ができないようしっかりゴムハンマー等でたたき押えをしてください。
- 途中で施工部分の確認をし、不陸の大きい箇所は一度剥がし製品裏面にもモルタルをつけたりして不陸調整をしながら施工して下さい。
- 張り付け終了後にも不陸調整がなされているか確認して下さい。
- 積雪で埋もれてしまうような場所、又は地域や水没する場所での使用はしないで下さい。
- 防水下地(FRP、ウレタン等)での施工の際は弊社営業部までご相談下さい。
4.目地仕上げ
- 目地部にモルタル目地を充填します。目地材は製品表面まで充填して下さい。(つまずき防止の為)
- 表面についた目地汚れは水を含ませ絞ったスポンジ等で都度拭きとって下さい。時間が経つと落としにくくなります。
- 完了後にも点検し、目地が充填しきれてないところは補充して下さい。
5.養生
- 雨、風にあたらないようにシート等でしっかり養生をして下さい。
- 施工後に雨にあたると白華の原因にもなります。
- 養生中は施工部に乗ったり、物を置いたりしないで下さい。
※最終硬化までには1 週間程度の養生が必要です。硬化が終了するまでは出来るだけ通気を良くするよう心掛けてください。
6.クリーニング
- 養生完了後に製品表面や目地のダストを充分にブラッシングしてください。
- ◎セメント二次製品となりますので酸洗いは厳禁となります。
7. 吸水防止処理
- しっかり乾いているか確認し、浸透性吸水防止剤REPEL・S を刷毛やローラー等で塗布して下さい。
弊社製造床用セメント二次製品について
- アンティークな意匠再現のため、厚みにばらつきを持たせています。施工後に大きな不陸があると歩行の際につまずき事故のもとになりますので不陸調整をしながら施工して下さい。
- セメント二次製品は白華を起こす可能性があります。詳しくは「弊社製品について」を参照して下さい。