水路閣

2015年1月5日 17:30

Category: 近代建築, タイルやレンガ

明けましておめでとうございます。

昨年は皆様には大変お世話になりました。

本年も変わらぬご贔屓の程、よろしくお願い致します。

 

こんにちは 担当Mです。

昨年の11月のことなのですが紅葉の始まった京都に家族で旅行してきました。

 

 

三門全景ミニ

南禅寺の三門。

なかなか壮大で大好きなスポットです。

別に切る見得も無いので今回は登りませんでした。

 

私達のブログでは珍しい建築物ですね。

南禅寺自体は正応4年(1291年)に開創された大変格式の高い寺院として知られています。鎌倉時代ですね。

この三門は永仁3年(1295年)創立後に応安年間(1370年頃)改築され文安4年(1447年)の火災で焼失。

そして現在のこの三門は寛永5年(1628年)に再建。すなわち江戸時代の建築です。

石川五右衛門の『絶景かな』でも有名ですが、五右衛門さんは秀吉に京都三条河原で処刑された。とか。すなわち安土桃山時代ということで時間軸があってないこともメジャーなお話。

現在では国指定の重要文化財となっています。

他にも南禅寺には国宝、重要文化財が多くあり境内そのものも国の史跡に指定されています。

 

と、ここまで私達のブログでは珍しい話題で恐縮でございました。

あー長かった〜 と思われそうでございます。

 

南禅寺には三門の他にも有名なスポットがあります。

水路閣全景1

 

こちらの水路閣が今回の目的です。

琵琶湖から南禅寺横を通り京都市内へ続く琵琶湖疎水の水路橋です。

 

千年の都であった京都。明治維新、東京奠都(てんと)などで京都の人口が減少し、産業も衰退した。復興の為に水運や灌漑などの意味をもたせたこの疎水を計画・建築したものでしたが、途中で水力発電の有利性が注目され日本最初かつ世界で二番目の事業用水力発電所を造り日本最初の一般用の電車となった京都市電を走らせるなど、京都の近代化に大きく貢献したとされています。

第一期工事は莫大な費用(市の年間予算の2倍とされる話と十数倍かかった話しと諸説)をかけ、明治18年(1885年)に着工しほとんど人力だけの難工事のすえ竣工は明治23年(1890年)。大規模な工事は外国人技術者頼みだった中、日本人のみの手で設計、施工されたもので土木技術史上極めて重要な事業であった ということです。

 

ここ南禅寺では写真のように西欧風のデザインで建築された水道橋を見ることができます。

これがまた周りの風景に絶妙に溶け込んでいます。

水路閣正面1

 

ここもまたイギリス積みになっていました。

水路閣レリーフミニ

 

レンガがアーチに連なり、コーニス下には蛇腹の飾り積みが見られ壁面の三角形状の飾り積みも楽しいです。レンガは四角なのになぁと、ふと思いました。こういう装飾は設計の技なのか、それとも職人さんの気概なのか。

 

 

古の寺院の中にこのような近代建築物があり、それが違和感無く、もしかしたら建築当時は反対もあったのかもしれませんが、結果的に現在では素晴らしい景観となっていることに感動。

 

この水路閣、現在では京都市指定史跡に指定されています。

 

担当M

 

  • プロフィール

    Can'Enterprises,Inc.

    Author: Can'Enterprises,Inc.

    古煉瓦をリアルに再現したキャン’ブリックと、石調やテラコッタ風な床タイルを製造販売。米国製アンティーク調照明デザイナーズ ファウンテンが好評。

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